FC2ブログ

換気システム2~全熱交換~

我が家で採用する、クウキレイの本体。
ベンティエール本体の中身について。


熱交換機のしくみを解説できるほど、分かっているか自信が無いですが・・・

昭和の時代の換気扇は、冬にまわすと部屋のストーブの熱が逃げるというイメージだったと思います。
それが、換気扇をつけても、部屋の温度が変わらないまま、家の中の空気を捨てて外気を取り入れられる。
則ち、熱交換が出来る換気扇ってことです。

電源を入れるとモーターが回り、そのモーターがファンを回して空気の出入りを調節。
ここまでは、従来の換気扇と同じ。
その出入りのすれ違う場所に、熱交換素子という温度を交換するBOXのようなものがついています。
分厚いフィルターみたいなモノ。

それだけ。・・・結構単純ですね。
(この単純な装置を日々改善して下さる熱心な方が企業にいらっしゃるお陰で、私たちは快適な暮らしを手に入れることが出来るのですね。ありがたや~♪)

で、その熱交換素子の前後に、必要に応じてエアコンユニットをくっつけたり、フィルターを設置したりしているのが、換気システムです。


ベンティエールは、全熱交換機です。

わざわざ全熱と言うからには、全熱じゃ無いタイプがあるのですが、もう一つは顕熱交換
熱交換機を導入する場合には、顕熱交換か全熱交換かの2択になります。


◆MEMO:全熱と顕熱とは?◆

いわゆる温度(温度計で測る温度)は顕熱。
空気の中に含まれる水蒸気(湿度)が潜熱。

湿度は温度じゃ無いやん?と思った人は、熱をエネルギーという言葉に置き換えるとちょっと納得できるのでは?
夏に同じ温度でも湿度が高いと暑いと言う経験を思い出すと分り易いかも。

顕熱と潜熱を足したのが全熱(=エンタルピ)と言います。

温度計の温度が顕熱で、体感温度が全熱。みたいなイメージです。


◆MEMOここまで◆


どちらの方法が良いのかは、マニアック(?)な住宅フォーラムやサイトの掲示板で理系っぽい方々が議論を交わしておられますが、両方が存在していると言うことは、まだ結論が出ていないのだと思います。
はじめて熱交換機を意識した6年前には、顕熱交換が圧倒的な支持を得ていたような印象でしたが、その後も改良が続いて、今年のビッグサイトでは、全熱交換の方が優勢だったような印象でした。

全熱交換も潜熱交換も基本的には同じで、素子の素材が違うみたい。

顕熱交換タイプの説明には
「全熱交換と違って、素子にカビが生える心配が無く衛生的。全熱交換と違って、汚染された空気が部屋に戻らず健康的」だそうです。

全熱交換タイプの説明には
「顕熱交換と違って、潜熱も交換するのでロスが少なく、経済的。」だそうです。

顕熱交換タイプの取り扱いサイトには、全熱交換を問題視する記載が多くて、
不安を煽るような表現が目立つなーと感じました。
中には、全熱だと室内の汚染空気の50%が部屋に戻ると書いてある顕熱交換ユニットの販売サイトもあり、それが本当なら大変だとメーカーに聞いてみましたが、そんな状態なら製品として成り立たないと言われました。確かに(笑)

兎に角、取り扱いサイトの比較表はどれも自分の機械が都合が良いように色づけした記載のような印象です。
読み比べても謎が深まるばかりでした。
*ここで詳細を書くと、選ばなかった商品の気に入らない点を書き連ねることになるので割愛します。

とにかく、自分なりに調べられる限りの商品を検討して、ベンティエールを採用している北洲ハウジングを選んだということです。
*一番魅力的に感じたのは、ダイキンのデシカでしたが、問い合わせてみたら家庭用デシカはまだ発売予定が無いと言うことで断念。


中にカビが生えるという件については、カビがどれくらいの年数で繁殖するの?という部分にも関わると思いますし、カビには金属や樹脂に生えるものも存在するので、簡単に「カビが生えない」と言い切るセールストークが一番怪しい感じがします。
分からないで言っている時もあるみたいなので、「生えたら取り替えてくれるってことですね?」と言うだけにしています。

出入りの湿度で熱交換機にカビが生えるというなら、全熱、顕熱関係なく生えるような気がします。
全熱交換は紙だからカビが生えるというのもちょっと乱暴な気がしますし、カビが生える環境なら1年で十分だと思います。

そういう意味では、ダクトの内側がとても心配


この辺り、住み始めたらレポートしたいと思います^^


私の場合、全熱交換に気持ちが傾いた一番の理由が、湿度の入れ替えです。
温度よりも湿度の方が住み心地に影響が大きいと感じているからです。

夏場にエアコンで除湿しても、外から空気を入れると湿気が入ってきますから、それを又除湿します。
今までは除湿器やエアコンに頼っていましたが、これが結構邪魔だし、コストはかかるし、メンテは必要だし・・・と悩みの種でした。

全熱交換の場合には、この外の湿気を交換して乾いて涼しい空気にしてから部屋に入れます。
素晴らしい!
特に梅雨の季節には、想像するだけでワクワクする機能です。

冬に暖房をしている時には、逆のことが起こります。
外の冷たい空気を暖かい部屋の空気の温度にして、湿度は外の乾いた空気に部屋の湿度を戻します。
そうすることで、加湿器つけっぱなし状態や、部屋の中が乾燥してお肌かっさかさ!な状態を回避できるのです♪

この【冬の湿度が部屋に戻る】という部分について、水蒸気にくっついてくるウィルスや臭いが部屋に充満するという記事を目にするわけですが、今まで全熱交換システムを採用しているビルや住宅で「臭っ!」とか「苦しい!」とか感じたことが無いので、問題無いだろうと考えています。
作っている人たちも、そんなの売らないだろうと・・・

何パーセントのウィルスや臭いが戻ってくるのか、全く同じ家を2軒建てて、それぞれ全熱交換と顕熱交換だけの条件を変えて実験した結果を掲載してくれると、この論争も解決するんじゃ無いかと思います。
両方売っている、ダイキンさーん、是非この疑問を解決してください。

顕熱でも全熱でも、瞬時に部屋の空気を入れ換える設備ではありません。
仮にインフルエンザにかかった家族が室内にいたとして、どっちでも感染するでしょう。
それに、臭いも人間が感じられない程度が戻ってくるのは特に問題だと感じません。
それよりも、梅雨のしめった空気がそのまま家の中に入っているというイメージが、もう嫌!って感じです(個人の感想です。

結局、そのしめった空気を除湿するなら、全熱交換機がいいやん?と言うことで、気持ちが全熱交換に傾きました。

仮にシステム自体に深刻な問題があれば、取り付けたメーカーさんに何とかしてもらうだけですし。


掃除機だって、ダイソン派と紙パック国産派がそれぞれ議論を交えておられるくらいですから、熱交換機もまだまだ議論は続くのではと思います。


次に、熱交換素子について。

「超薄型エレメント搭載で、効率の良い熱回収」
なんだかセールストークな言い方ですね。

同業他社も薄いエレメントなら、わざわざアピールすることでも無いような・・・当社比ってことかな?

・・・ダイキンさんのサイト内を見てきました。
業務用ベンティエールのページに素子の薄くなった図説がありました。

ベンティエール素子 

家庭用も同じものだそうです。

この40μmまで薄くした仕切り板のお陰で、空調負荷は24%減(当社比)
業界トップの全熱交換効率達成とのこと。
(*でもダイキンさんって、顕熱交換の製品もあります。
現在メーカーとして両方販売している理由と、それぞれのメリット、デメリットについて問い合わせ中ですが、数週間に渡り返事を待っています。何か言えないことでもあるんだろうか・・・?(謎)



◆余談◆ここから

そんな謎なダイキンさんですが、空調関係のメーカーさんの中では最も信頼を寄せています
今までの飲食店経営の経験から、空調設備の設置で何か不具合が起こったときに、技術部に即座に連絡をとり、現場に駆けつけて問題を解決してくれていたのは、常にダイキンさん。
他のメーカーさんとは比較にならなかったのです。
その後、自宅(京都市内)のエアコンもダイキン製に買い換えました。消費電力や能力、サポートの対応など、それまでのメーカーさんよりも満足度があがりました (あくまでも個人の感想です)


◆余談◆ここまで


そのエレメントのお陰(?)で、熱交換機としての能力は
暖房時で温度交換効率90%、冷房時で85%だそう。
これ、顕熱交換では無くて、全熱交換の値ですよ?
凄いですね@@

ネットで検索すると、たくさんの記事を読むことが出来ますが、必ず気をつける必要があるのが記事を書いた日付です。
日々開発の進んでいる業界や機器に関しては、古い記事がいつまでもネット上に残っていて混乱のモトになっている(私だけかもですが)ので、必ず新しい記事なのか、古い記事なのかを確認するようにしています。

素子だけをとっても、こ~んなに進化しているのです。
(Panasonicさんのサイト内で発見した画像をお借りしてきました。)

素子のサイズPanasonic 

省エネやecoという言葉が流行している限り、大いに可能性のある分野だと思いますから、今後もどんどん進化して行くでしょうし、楽しみです

将来、孫を抱っこして「おばあちゃん達の平成の時代には、ここに大きな換気の箱があったんだよ」と今よりもずっと快適になった部屋の中で話していたら嬉しいな。


◆MEMO:熱交換のしくみ◆

熱交換の仕組みは、空気がすれ違う時に温度を相手に移すシンプルな構造です。

例えば新聞紙を筒状に丸めて、ふーっと息を吹き入れます。
息の温度が手に伝わりますよね?
それが熱交換のイメージです。
温度を伝える物質に空気を沿わせて通すことで、外気と室内の空気を素材の向こうとこっちですれ違いながら温度が移るということらしい。

新聞紙の筒よりも、もっと表面積の広くて効率の良い素材(多分不織布?)をミルフィーユ状に積み重ねてそこに空気を通す。
冷たい空気が暖められて、暖かい空気は冷やされるというわけ。

このミルフィーユのことを素子と呼んでいるようです。

冬は室内を暖房するので、暖まった空気は素子を通りながら外から入ってきた冷たい空気とすれ違って、温度を交換する。
夏はその反対。
それぞれ、わざわざ電気代を使って暖めたり冷やしたりした空気なので、温度を返してもらうと、その分負荷(=冷暖房費)がかからないということ。

だから家に隙間があっては、その役目が果たせなくて、他の場所から温度が漏れてしまう。
高気密だからこそ意味のある設備というわけです。

熱を伝え合ったら、お互いの中間値で揃うんじゃ無いの?と思いますが、それを使う人間の都合の良いように素材やしくみを改良するのが研究者や商売人ですから、エンドユーザー向け資料に記載が無いということは、企業秘密ってことなのかな?

◆MEMO:ここまで◆


とにかく、性能がふれこみ通りなのか、期待通りの家になるのか?という点が一番大事なわけですから、後で「この換気システムは完璧でしたが、家の構造がヘッポコだったので、上手く機能しなかったんです」とか、企業によくある「うちの責任じゃ無い」回答にならないためにも、換気システムを自社のシステムとして家と一緒に販売している北洲ハウジングさんは、消費者のことをよく考えていると思います。


一つ心配しているのは、全熱、顕熱、第三種の全てのケースで実際に使っている方の記述で「家の中の空気が綺麗になって気持ちよい。朝、キッチンのパンの焼ける香りで目覚める・・・云々」という記事を読んだことがあるということ。
家中にキッチンのパンの香りが充満するってことは、臭いが家中に充満してるってことですよ。
それはあまりにも・・・ねえ?

我が家の場合には、脱臭機能や光触媒などを利用して、空気清浄機の機能とエアコン機能を熱交換機に付加した状態で稼働させたいと考えています。

先日、「例えラブラブ夫婦でも知らなくて良い臭いもある」と書いたと思いますが、
わざわざそれを実証しなくても、家が建ったらRAの口の前でアロマオイルを一吹き。
これで、結果はすぐにわかると思います。
どれ位の量をシュッしたら、どれ位各部屋に影響するのか。

レポートをお楽しみに~^^



今までに参照してきた主なサイト様の中で勉強になった所をご紹介して、今日は終わりにしたいと思います。

フォーラム(BBSで主催者以外も自由に発言)◆

・鵜野日出男
様 http://homepage3.nifty.com/net-forum/index.html

・いい家が欲しい
談話室 http://www.ii-ie.com/main/modules/xhnewbb/
*トップページから談話室が切れていますので、閉鎖されているかも?
暫く伺っていないので、詳細不明。


企業・個人サイト


・西方設計様 http://www.nisikata.co.jp/

・南雄三
http://web.me.com/sazaminami/%E5%8D%97%E9%9B%84%E4%B8%89%E4%BA%8B%E5%8B%99%E6%89%80/HOME.html
*以前拝見していた頃から、リニューアルされていました。現在の内容は未確認。

・住まいの水先案内人(堀 清孝)様 http://www.ads-network.co.jp/index.htm

どのサイトでも書籍でも言えますが、書かれていることをそのまま信じるのでは無くて、それをキーワードとして自分で調べ、納得出来ることが大切と思います。
今回は換気システムの項目として紹介したサイト様ですが、工法や断熱材など建築全般について多くの情報がありますので、これから建てる方には、どのサイト様も大いに楽しめると思います。
それぞれ反対意見も見られますので、どこか一つだけ読むと考えが偏ってしまうかもですが・・・

強くどちらかのタイプを支持しておられる方もありますが、換気システム自体がまだまだ発展途上で、特に日本の温度と湿度に適した家と換気システムはこれからも大いに改善されて行きそうな気配です。

次は、換気システムに付加する冷暖房の方法について書きたいと思います。

FC2ブログランキング参加中。クリック感謝します♪


関連記事
スポンサーサイト



テーマ:家を建てる - ジャンル:ライフ

21 : 23 : 34 | 設備工事 | トラックバック:(0) | コメント:(0) | page top↑
<<換気システム3~冷暖房の方法は?~ | ホーム | 換気システム1~クウキレイはベンティエール~>>
コメント:

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック:
トラックバック URL
http://illuminatedletter.blog.fc2.com/tb.php/44-fba27295
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |

カレンダー

05 | 2020/06 | 07
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -

カテゴリ

未分類 (4)
打ち合わせ記録 (10)
新築全体 (89)
土地のこと (11)
基礎工事 (19)
設備工事 (13)
本体工事 (30)
照明計画、配線 (2)
間取り (3)
キッチン (14)
サニタリー (5)
ランドリー (1)
インテリア (19)
収納 (3)
北洲ハウジングのこと (6)
工法など (2)
ファーム (14)
原発事故の影響 (2)
雑談 (8)

最新記事

最新コメント

プロフィール

かいどまり

Author:かいどまり
京都のど真ん中から、森の暮らしを目指して三年半。
オーガニック農場でパパは動物を育て、ママはアトリエで写本研究。

ようやく出会ったいわき市の土地で建築を計画した春。。。
震災に会い、原発事故発生。
ようやく計画を再開して、再出発です!

最新トラックバック

月別アーカイブ

ブロとも一覧


北洲ハウジング  バーニングレッドの屋根

このブログ内を検索

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

にほんブログ村

ランキング参加中。

クリック感謝です♪